炭の火起こしは意外と簡単!最速を目指すなら煙突効果を意識するのがコツ

手早く炭を起こせる人はかっこいいですよね!

 

ですが、初心者のうちはうまくできない人もいるのではないでしょうか?

 

かく言う私もぜーんぜんダメでした。

初動に失敗してもバーナーで炭を炙り続けたり、着火剤を後から投下すればいつかは火は着くことがあるかもしれませんが危険です。

特にジェルの着火剤は後から投入すると火がジェルを伝ってきてしまうのでとんでもないことになります。

 

今回は初心者の人の炭の火起こしの成功率を上げるべく炭の火起こしの基本を書いていきたいと思います!

 

 

 

炭起こしに重要な『煙突効果』とは?

 

炭の火起こしで意識したいのは『煙突効果』です。

火が育つのに必要なのは空気です。空気が十分に行き渡っていないと、いくら火で炙ってもうまくいきません。

煙突効果というのは、煙突のような筒の中で空気が温まると、外気との温度差によって上昇気流が起こり、下からどんどん空気を取り入れては上に出ていく空気の循環ができる状態のことです。

 

 

これを応用した器具がチャコールスターター

 

 

炭の火起こしだけでなく消火するための蓋付きのものもあるので便利です。

使い方はとっても簡単、筒の中に炭を詰め込み、下から着火剤を燃やすだけ。下部に空気穴が開けられているのでどんどん空気を取り込み『確実』に火起こししてくれます。

 

 

器具を使わずに火起こししてみたい!

 

簡単に火が起こせるチャコールスターターですがキャンプの荷物として考えた場合、筒状のものって案外かさばるんですよね。なるべく荷物を減らしたい時には、チャコールスターターは置いていきたい荷物の上位になってしまうことも。

 

もちろん折り畳みができてコンパクトなチャコールスターターもあるんですが、器具を使わずに火起こしすると慣れた感じでかっこいい気がする…というのもあるので、着火剤&炭だけのやり方をご紹介します!

 

着火剤は何を使う?

市販の着火剤は大きく分けて固形・ジェルがあります。

私は固形タイプは石油の匂いが苦手、ジェルタイプは子供がイタズラしそうなので使っていません。

 

普段使っている着火剤は牛乳パック

捨てずに洗って乾かし、ヒマな時に細長く切ってクルクル巻いておけば着火剤のできあがりです。

 

作り方はコチラ↓↓↓

 

hitsuji-camp.com

 

 

 

炭の火起こしの手順

 

家の近くの無料キャンプ場でソロキャンをした際、炭の火起こしをしてきました!

炭は久しぶりなのでドキドキ。

 

①着火剤を置く。

焚き火台の真ん中に牛乳パックの着火剤を起きます。

 

 

②炭を置く。

着火剤の周りに炭を積み上げていきます。

この時のコツは、闇雲に積むのではなく煙突効果を意識すること。

炭は形が様々なので綺麗な煙突状にはなりませんが、空気の流れである『下からの入口』『炭の間を通っていく通り道』『上に抜けていく出口』、この3点を考え、小さい炭から積んでみましょう。

 

この写真はもう火をつけちゃってます

使う予定の炭を一気に火起こしするのではなく、こんもりと積み上がる分の量だけで大丈夫です。

積みすぎると空気の通りが悪くなります。

 

③着火剤に火をつける

下の隙間から牛乳パックの着火剤に火をつけます。

 

パチパチ、パキパキのような音がして白い煙が出てきたら、着火剤の炎が炭に効いている証拠です!着火剤が足りなさそうなら、隙間からちょいちょいと足してください。

触らずにしばらく放っておくと煙は収まり、煙突効果が進んで炭の中心の方が赤くなって炎が見え始めます。

 

 

いじりたい気持ちになりますが、せっかく整えた空気の通り道を守るためにぐっとこらえます。

 

ここまでくれば一安心。

 

 

④炭が白くなってくればOK!

積み上げた炭のてっぺんの隙間から炎が吹き上がり、どの炭も火がついて白くなった部分が広がれば崩して大丈夫です。

炭を補充しながらぼちぼち調理の準備を始められます。

 

 

今回のソロキャンの献立は、カリカリに焼いたフライドポテト、ホットサンドメーカーで作るマキシマム味のチキンステーキ、炊きたてご飯でした。

野菜は食べてません(笑)

 



おまけ① お片付け

炭の火起こしも大事ですが、もっと重要なのが炭の処理方法。

コチラにまとめていますのでぜひご覧ください!

↓↓↓

 

hitsuji-camp.com

 

おまけ② 炭のいいところ

炭調理は家の中では味わえない、アウトドアならではの調理法ですね。

 

炭って何を焼いてもおいしいのは、輻射熱(ふくしゃねつ)である遠赤外線のおかげだそうです。

食材の外側を高温で焼き上げ、中の水分を閉じ込めパサつかせない!

 

輻射熱と遠赤外線、どこかで聞いたと思ったら暖房器具でした。

輻射熱を利用したカーボンヒーターなどは体の芯から温まりますよね。

 

食材についても同様で、内側まで熱が伝わりムラなく焼き上がります。

 

 

 

まとめ

 

炭の火起こしのコツ

・煙突効果を理解する

・着火剤の上に空気の通り道を作りながら炭を積む

・いじりたい気持ちを抑えて待つ

火起こしは回数を重ねるごとにどんどん上達していくと思います。

みんなから頼りにされるようになると嬉しいですね!