缶詰は直火や炭火で調理するとダメだと知っていましたか?
私は知りませんでした。
漠然と、フタを開けずに温めると爆発しそうという意識しかありませんでした。実際にバーベキューの網の上で缶詰を温めたこともあります。
日本缶詰びん詰レトルト食品協会さんの注意喚起で危険な事を初めて知りました。
缶詰は持ち運びが楽ですし、そのまま食べられれば『調理する』『食器に盛る』『調理器具と食器を洗う』の手順をカットできるのでソロキャンプでは重宝しますよね。
災害時の非常食としても優秀です。
今回の記事の内容
・缶詰を直火、炭火にかけるとだめな理由
・どのように調理すると安全か
・100均の商品でも温められる!(自信アリ)
缶詰を直火、炭火で調理するとどうなるか?
では具体的に、なぜ缶詰を直火や炭火で温めるといけないのかみていきましょう。
フタを開けていないと破裂する危険がある
缶詰のフタを開けていない状態だと、内圧が上がって破裂してしまう恐れがあります。
ヤケドの危険がある
炭火や焚き火で温めていると缶詰は想像以上の温度になります。
素手はもちろんのこと、軍手でも薄手のものではヤケドをしてしまう危険があります。
また、フタの開け方が不十分だと沸騰したときに熱い内容物が噴き出すことも考えられます。
缶詰のコーティングが溶けだす
そもそも缶詰は直火にかけるという想定では作られていません。
缶詰は、腐食を防ぐためにBPAという樹脂でコーティングされているんですが、このBPAは120℃を超えると溶けだすという性質を持っています。
炭火も焚き火も、温度は1000℃前後にもなりますから、温められた缶詰が簡単に120℃を超えてしまうことは容易に想像できます。
このBPAは発ガン性があるなど体には良くない物質です。溶けだして体に入ると思うと怖いですよね。
缶詰の温め方
炭火や焚き火で温めると色々な問題があることがわかりましたが、ではどのように温めたらいいのでしょうか?
安全なのは缶詰から出すこと
中身を出してフライパンなどで温めるのが一番安全な方法です。
具材や調味料を加えてアレンジするのもいいですね。
ですがやっぱり面倒だという気持ちになってしまいます。
特にソロキャンプではなるべく洗い物は出したくないので、そのまま食べられる缶詰の利点を活かしたいところです。
そういう時は次の方法です。
湯煎であれば問題ない
地球上で人間がキャンプできそうな場所では、お湯の沸騰する温度が100℃を超えることはまずありません。
鍋でお湯を作りその中に浸す湯煎であれば、缶詰の温度が120℃を超えないので安全です。
ここで注意したいのは、鍋を火にかけたままにしないという事です。
せっかくお湯が100℃以下でも鍋は高温です。熱し続けられる鍋に接していれば、缶詰の温度も上がってしまいます。
ちゃんと火を消してから、ヤケドしないようトングなど掴みやすいものでそっと投入しましょう。
缶詰を温める専用器具、クロスウォーマー
世の中には便利なものがあるな〜と感心します。
缶詰を温める専用のクロスウォーマーという商品
があります。
キャンドルを使って温めるんですが、底面を直接加熱しない構造になっているので安心なんです。
優しい温め方なので缶詰だけでなく飲み物も耐熱のカップに入れたままでOKです。
熱燗を缶詰でちびちび、なんて最高ですよね〜!
気をつけたいのは缶詰もクロスウォーマー本体も熱くなってしまうので、温めている最中は素手では触れないこと。あとは、テーブルを保護するために何かを敷いた方がいいかもしれませんね。
100均でクロスウォーマーの代用!自信作!(置いただけだけど)
クロスウォーマーはかっこいいんですが私の感覚ではちょっと予算オーバー。
なので100均で代わりになるものがないか探してみました。
ダイソーに行って色々考えて選んだのがコレ。
・キャンドル
・固形燃料ストーブ
計220円(税込)
要するに、火力の強くないキャンドルと、缶詰を直接温めない構造のものがあればいいわけですよね。
固形燃料ストーブは上側が空いているのですが、直接火が缶詰に当たらないように上下を逆にして使います。
買ってみて気づいたんですが、この固形燃料ストーブは丸い缶詰にシンデレラフィットするんです。
ではさっそく温めてみます。
温度計を缶の底にあてて底面の温度を計ってみると、5分につき約10℃上がりました。
弱火でトロトロ温める感じなのですぐ食べれるわけではありませんが、テレビを観たりスマホをいじっているうちに20分ほど経ち、食べ頃になっていました。
この時の底面の温度は65℃。(ぼんやりしていたので写真撮り忘れ…)
キャンドルを嵩上げすればもう少し早く温まりそうです。
今回は風の影響も受けない室内(室温は21℃)でおこなったので外ではもっと時間がかかるとは思いますが、テント内であれば意外と大丈夫なのではないかと思いました。
火を直接当てず、温まった固形燃料ストーブから熱をもらう感じなので、缶詰が優しく温まりました。
思った以上にうまくいったので満足です!
まとめ
今回は缶詰が直火や炭火で温めてはいけない理由と、安全な温め方について書きました。
×破裂の危険
×ヤケドの危険
×缶詰のコーティング剤が溶けだす危険
○缶詰から出して調理する
○湯煎(火は止める)
○クロスウォーマーを使う
自己責任で…
☆100均の固形燃料ストーブでも温められた!