子供がいると牛乳パックのゴミがたくさん出ますよね。
我が家も2日に1本ペースで出てきますが、牛乳パックを洗って乾かし、切り開く作業は私の中でめんどくさい家事ランキングのトップ10に入ります。
いわゆる名も無き家事というやつですね。
ですが、その牛乳パックがキャンプで活用できるとなれば、めんどくささが半減しませんか?
牛乳パックは優秀な着火剤になります。
細かくちぎるだけでも十分(ハサミで切るよりちぎって周りがケバケバしている方がよく燃える気がします)ですが、少し手を加えて子供と一緒に着火剤を作ってみましょう!
今回の記事でわかること
・牛乳パックが着火剤になる理由
・牛乳パックの着火剤の作り方
なぜ牛乳パックが着火剤になるの?
牛乳パックは紙とポリエチレンでできています。
ポリエチレンはプラスチックの一種で、牛乳と接するツルツル面のコーティング部分ですね。
ポリエチレンはプラスチックの中でも燃えやすいので、紙とポリエチレンの牛乳パックは着火剤として優秀というわけです。
牛乳パックの安全性は?
ですが、紙はともかくプラスチックのポリエチレンを燃やして大丈夫?と思われる方もいるかもしれません。
ポリエチレンは炭素と水素のみでできており、塩素が含まれていないため燃やしても有害ガスは出ません。
安心して着火剤を作りましょう!
牛乳パックの着火剤を作ろう!
牛乳パックの切り開き方
私はハサミでは切りにくいのでカッターを使っています。
ケガには注意してくださいね。この作業は子供ではなく保護者でやってあげましょう。
まずは紙が折り重なったところに刃を沿わせると切りやすいです。
各面をそれぞれ切り離し、側面はさらに縦半分に切ります。
底面は使わないので捨ててもいいんですが、もったいないので子供がブンブンこまなどのおもちゃを作って遊んでいます。
着火剤の作り方
細長くなった牛乳パックの端っこにひとつ切れ込みを入れておきます。
最後にほどけないように固定するためです。
火が着きやすい着火剤
空気を通すように筒状に作ります。
切れ込みを入れていないほうからクルクル巻いていき、最後に切れ込みを中心に入れて引っ掛けます。
空気に触れる面が多いので燃えやすくなります。
火持ちのいい着火剤
着いた火を安定させるために、持続して燃えるものも作ります。
なるべく空間ができないように折っていくのがコツです。
切れ込みのを入れていないほうから三角に折っていきます。分厚くなってくると折りにくいですが、大体で大丈夫です。
最後に切れ込みを隙間に引っ掛けます。
牛乳パック同士が密着しているので、上の折り方よりじっくり燃えます。
牛乳パックの着火剤を使おう
今回は井桁型で焚き火をしてみました。
組んだ下に牛乳パックの着火剤と、あれば松ぼっくりを置いて火を着けます。
小枝が無かったので火が育つのは遅かったのですが、問題なく焚き火ができました。
まとめ
牛乳パックの着火剤は危険性もなく安心な着火剤です。
子供でも簡単に作れるのでいろんな形で折って、燃焼の違いを実験してみるのも面白そうですね。
夏休みの自由研究のテーマにもいかがでしょうか!