炭の処理ってどうやるの?炭は木からできているものだし、埋めておけば自然に返るんじゃないの?
と考えたことはありませんか?
キャンパーとして心得ておきたいのが炭の処理。
取り扱いを間違うと危険なので、正しい処理方法を知っておきましょう。
- 炭が危険な理由
- 炭のダメな処理方法
- 炭の正しい処理方法
炭の危険性とは?
炭の温度は500度から1000度にもなります。
鉄は溶けませんが、アルミは溶けてしまう温度です。
めちゃくちゃ熱い!
(余談ですが、大昔の日本では熱した鉄が裁判に使われていたことがあるとか…。少し離れた神棚まで運べた方が勝ち的な…無理です)
そしてバーベキューをした方は分かると思いますが、放っておいても燃焼が続くので火が消えたと思っていてもまだまだ熱いことがあります。
焚き火と違って見た目で危険なことがわかりにくいので、子供は特に注意です。
絶対ダメ!な処理方法
地面に埋める
そのまま捨てていくのはまず論外ですが、よく聞くのが地面に埋めて帰ってしまうこと。
酸素供給を遮断することで消火を期待しているのかもしれませんが、
絶対ダメ!
裸足で歩くような砂浜に炭が埋められており、子供が踏んで火傷をしたという事故もあります。
人が歩かないだろうと木の下に埋めたりなんかすると、その木は枯れてしまうかもしれません。
また、下草などに燃え移ると火事の危険があります。
水をかける
炭はとても高温であることを上で触れましたが、それにばしゃっと水をかけるとどうなるか?
一瞬で水が蒸発して、蒸気が上がります。
爆発したように飛び散って火傷する恐れもありますので、
絶対ダメ!
水を使うなら、バケツに水を張って、その中にそっと火ばさみなどで入れましょう。
一度にたくさん入れてしまうと蒸気が上がって火傷をするかもしれないので、一個ずつ様子を見ながらが安心です。
正しい炭の処理方法の手順
さてそれでは、炭の処理方法を勉強します。
よく考えれば当たり前のことではありますが、覚えておきましょう!
①酸欠にして消火する
放置しているとそのうち火は消えて冷えていきますが、危ないのでさっさと消火しましょう。
1番簡単なのが火消し壺を使うこと。
放り込んでフタをしっかりすれば、酸素の供給を遮断できるので、放置するより早く冷えています。
※ですが、炭を入れたばかりの火消し壺はとてつもなく熱いです!
誰かが触れたりすると本当に危険なので、離れたところに置いておきましょう。
『ここに置くよ!絶対触らないで!』の声かけも忘れずに。
油断して触ってしまい、つぶつぶ付きの軍手のつぶつぶが溶けてしまったことがあります…!
素手でなくて本当によかったです。
②キャンプ場の灰捨て場に捨てる
数は多くはありませんが、高規格のキャンプ場であれば灰捨て場があるところがあります。
ありがたく利用させてもらいましょう。
この時も必ず消火を確認してからですよ!
③再利用する
火消し壺で消火した後、そのまま持って帰って次回のバーベキューなどで再利用することができます。
火消し壺と火起こし器(チャコールスターター)の一体型のものを使えば一石二鳥です。
湿気ると火が付きにくいので、なるべく風通しのいいところで保管してください。
④自治体の捨て方に従う
炭を再利用しない場合、家で廃棄することになります。
自治体によって捨て方は違うので、よく確認してくださいね。
私が調べただけでも『少量なら可燃ゴミだけど袋数が多くなるなら粗大ゴミ』や、『可燃ゴミでいいけど水で濡らしてね』など、ルールは様々でした。
『炭 ゴミ (自治体名)』で検索すると調べられますよ!
まとめ
今回は炭の処理方法についておさらいしました。
ここを見てくださったということは、キャンパーとしてモラルのある行動をしたい!と思っている方だと思います。
これから生まれるキャンパーのお手本となれるよう、一緒に頑張っていきましょう!