居座っていた夏が重い腰を上げると、秋が早足でやってきます。
そう、待ちに待ったキャンプの季節です!
秋はキャンプのベストシーズンです。
キャンプデビューに最適な反面、気をつける点を知っておかないと痛い失敗をしてしまう可能性もあります。
今回は、秋がキャンプのベストシーズンである理由、そして気をつけるポイントを解説します!
過ごしやすい気候に
キャンプデビューでは設営・撤収で時間がかかってしまうことがありますが、暑さが和らいでくれると体力が削られなくなり、ゆっくり考えながら行動できますね。
また、湿度も下がってきてベタベタせず快適に過ごせます。
夏に湿気で苦労した炭火や焚き火も、簡単に火を起こせるようになって調理がしやすくなります。
ですが、秋が深まってくるにつれて日陰は肌寒くなってきます。
夜にかけて冷え込む日が増えてくるので、服装は調節のできる重ね着が基本です。羽織るものも準備しておきましょう。
1番気温が下がる夜明け前は注意です。
寝始めは暑くても朝方寒くて目が覚める、なんてことはよくあります。
シュラフに入れ込める毛布などを念のため用意しましょう。(私は夏用のシュラフを持っていきます。寒ければ二重にして寝ます。)
また、空気が乾燥しているので、火の取り扱いは細心の注意が必要です。
地面に乾いた枯れ葉が積もっていると、少しの火種でも燃え広がる可能性があります。
対策としては、火の粉飛びにくいように陣幕を張ったり、焚き火台から薪のかけらが落ちても燃え広がらないように焚き火シートを敷くなどします。
日が暮れるのが早くなる
秋晴れは空が高く、清々しい気持ちになりますね。
何もせず空をぼーっと見ているのは幸せです。
秋の夜長に虫の声を聞きながら家族で団らんというのも素敵です。
でも秋の日はつるべ落としと言われるように、日が落ちるのが早い季節。
あっという間に暗くなって行動しにくくなります。
晩御飯の準備は早めに始めないと食材が見えにくくなり、もたついてしまいます。
また、山の中で徒歩で移動中に日が暮れてしまうと、ランタン等を持っていてもほぼ行動不能になります。
昼からの行動は計画的に!
蚊がいなくなる
蚊などの不快な虫が格段に減ります。
あのプ〜ンという羽音を聞かなくなるのは嬉しいですが、秋にも危険な虫が存在します。
代表的なものがスズメバチ、ムカデ。
どちらも11月頃までは危険です。
スズメバチは実は、秋が1番刺される被害の多い季節なんです。
巣はとても大きくなり、冬を前にして新女王が生まれる時期。ハチ達はピリピリしています。
巣に近づかないことはもちろんですが、もしスズメバチに遭遇したら刺激せず、ゆっくりと後退してその場を後にします。
腕を振り回したり、バタバタと走って逃げてはダメですよ!
ムカデは、子ムカデが親離れする時期。
文章で書くと何だかほのぼのしますが、ムカデは小さくても噛まれれば痛いし腫れます。
ムカデ対策としておすすめするのが、凍らせるタイプの殺虫スプレー。
寒さに弱いためかすぐに行動不能にでき、そのまま噴射し続ければ退治できます。
このスプレーならテントの中も汚すことなく使えます。
一年中常備している、私にとってはキャンプギアです。
まとめ
- 秋はキャンプデビューに最高な季節!
- 朝晩は冷えるので、重ね着と寝床対策は万全に
- 空気が乾燥しているので焚き火は細心の注意を
- 夕方はすぐ暗くなる。早めの行動を
- スズメバチ、ムカデに要注意
以上のことに気をつければ、きっと秋キャンプはうまくいくはず!
紅葉を眺めるのもよし、読書するもよし、食欲に走るもよし。
みなさんの思い描く理想のキャンプをしてみてくださいね!